クレジットカードのトラブルで一番多いのがこの盗難や紛失による悪用です。個人的にクレジットカードのセキュリティ担当業務を経験したことがありますが、業務の大半は盗難悪用に関しての保険申請業務でした。
クレジットカードの利用は毎日行うものではないため、カードの紛失や盗難にあっても気づかない場合があります。つまり請求書が送付されて初めて覚えのない利用が記載されているのを発見し、クレジットカードが手元にないことに気づくのです。
この場合は約1ヶ月間クレジットカードを悪用されることになり、被害金額も大きくなります。被害金額を抑えるためには、クレジットカードは財布などに保管して時々チェックをすることが必要です。
財布がなくなると気づくのが早いため、財布にクレジットカードを保管しておくことが盗難・紛失の被害を抑えるのには役に立ちます。クレジットカード悪用による請求は基本的にカード会員が追うことになりますが、盗難保険が適用になる場合には負担しなくても良いことになります。
盗難保険の適用を受けるためには、クレジットカードの盗難・紛失に気づいたらすぐに警察へ連絡することが肝心です。同時にクレジットカード会社への連絡を行いカード利用の停止依頼をします。これにより被害を最小限に食い止めることができます。
盗難保険の適用を受けることができない場合もあります。カード会員に大きな過失があった場合です。セキュリティ担当時代の経験から、保険適用が認められないケースはクレジットカードの保管状況が悪い場合が最も多く挙げられます。
車内に保管していた場合や自宅での保管でもむき出しで放置していれば保険の適用が受けられない場合があります。特に車内への保管は盗難の事実がわかるまでに時間がかかることもあり絶対に行わないでください。
財布に保管して盗難にあった場合には暗証番号が問題となります。同時に身分を証明する運転免許証や健康保険証も盗まれているケースが多く、暗証番号が生年月日などであれば推測されやすいのです。暗証番号を使用されてキャッシングを悪用された場合には、会員に過失がなくても保険が適用になりません。暗証番号が推測されやすいものを使用したということ自体が過失であるからです。
クレジットカードは常に財布に入れて携帯し、暗証番号は推測されにくいものを登録するということを守っていれば、盗難保険は問題なく適用となります。もちろん裏面に署名を行うことも必須です。