デビットカードは正確にはクレジットカードとは違う機能を持ったカードです。しかし、クレジットカードの本場アメリカではデビットカードの利用が増加していることもあり、日本でも今までにないデビットカードが登場しています。
i. クレジットカードとの違い
クレジットカードは後払い方式の清算方法で、利用枠もクレジットカードが審査によって決定しますが、基本的にキャッシュカードであるデビットカードは預金口座にある金額の範囲内で利用が可能です。
つまりATMでお金を下ろす必要もなく、提携加盟店で買い物ができるシステムです。リアルタイムで口座から金額が引落されるシステムで、使いすぎの心配がありません。
ii. 日本におけるデビットカード
日本ではJ-デビットというシステムが普及していましたが、利用できる加盟店もクレジットカードに比べて少ないこともあり、一般に浸透するまでには至っていませんでした。しかし、最近スルガ銀行やイーバンク銀行などが、立て続けに発行を開始したVISAデビットはこれまでのデビットカードの欠点を補うシステムで急激に普及しています。
iii. VISAデビットの特長
VISAデビットはその名の通りVISAと提携しているデビットカードで、全世界のVISA加盟店で利用が可能です。それまでのJ-デビットと比べて利用できる加盟店は格段に多くなりました。
VISAデビットではVISA加盟店であればVISAカードと同様の取扱で利用ができます。表面上VISAクレジットカードとなんら取り扱う上で違う点がありません。
一方J-デビットはクレジットカードと違い利用する際に暗証番号を入力するという手間がありました。手間だけではなく暗証番号を他人に知られる可能性もありセキュリティ上も問題がありました。
また、VISAカードと同じ取扱であるということは、インターネットショッピングでも利用が可能です。
さらに海外のVISA加盟店で利用できるという点と、VISAのATMを利用すれば海外で現地通貨での現金引き出しが可能となります。この2点は海外旅行が多い方には大きなメリットとなります。
クレジットカードを悪用された場合には被害額が大きくなる可能性がありますが、デビットカードの場合は預金残高を超える被害は発生しません。
デビットカードの日本における普及はVISAデビットにより急速に高まりつつありますが、VISAデビットを発行している金融機関がまだ少ないことが唯一のネックといえるでしょう。しかし、VISAデビットはネットバンクと結びついており、地元の金融機関にはない24時間利用できるというメリットは大きくこれからも普及することは間違いないでしょう