クレジットカードが普及する以前の後払い方式商品の中では、ショッピングクレジットが一番普及していました。より手軽に利用できるクレジットカードの普及により、ショッピングクレジットの市場は奪われている格好ですが、現在でも高額商品には必要な制度であり今後もなくなることはないでしょう。
ショッピングクレジットのシステムはカードシヨッピングと同じ形態です。加盟店で商品を購入した顧客がクレジット会社にショッピングクレジットを申し込み、承認されるとクレジット会社が加盟店に立替払いをします。
その後顧客は契約書に記載した支払内容に従って、クレジット会社に分割で支払う仕組みです。クレジットカードの仕組みと大きく違う点は、商品を購入するたびにクレジット契約を締結する点にあります。つまり利用するたびに契約書を作成する手間があるのです。
ショッピングクレジットの返済方法は1回払いか、分割払いが基本です。契約の性質上リボルビング支払は存在しませんので、ショッピングクレジットの分割払いを複数利用すると、その分返済金額は重複して多くなります。基本的にひとつの契約が終了するまで新たな契約を組まない方が返済しやすくなるので、多重債務になる危険性は少ないといえます。
しかし最近ではお年寄りや障害者をターゲットとして、「次々商法」といわれる悪徳商法にショッピングクレジットが悪用されています。月々の支払金額だけを顧客に知らせて安心させ、高額商品を長期の分割払いで何度も売りつけるのです。このためクレジット会社にも責任を追及できるように、割賦販売法の改正が検討されています。
ショッピングクレジットにはクレジットカードにないメリットがあります。それは連帯保証人をつけることができるということです。クレジットカードは残高が確定することが困難なシステムであるため、連帯保証人をつけることが難しいシステムです。そのため、審査をする場合にはあくまでも申込者本人の信用状況だけを判断することになります。
しかし、連帯保証人をつけることができるショッピングクレジットは、申込者の信用状況に多少不安がある場合でも、連帯保証人をつけることで審査が承認されることがあります。
ちなみに連帯保証人とは申込者と同じ責任をクレジット会社に対して負うことになります。極端な話をすると最初から連帯保証人に請求を行うことができるのです。申込者本人が支払えなくなってから連帯保証人に支払責任が生じるわけではありませんので、自分が連帯保証人となる場合には良く考える必要があります。