信販会社といわれるクレジットカード会社はクレジットカード以外にショッピングクレジットやオートローンなどの信販業といわれる業務も行っています。消費者金融も取り扱っており総合消費者金融業といった位置づけとなります。
歴史も古くクレジット業を日本に広めた日本信販を中心として全国に多くの信販会社があります。かつて旧通産省の方針があったため、信販会社が全国規模の営業展開ができず地域分割されたという状況があります。
大信販(現アプラス)は日本信販(現三菱UFJニコス)の前身である日本信用販売から分かれた会社であり、JCBの略称であるジャパン・クレジット・ビューローは日本信販の英訳です。
こういった事情からか信販会社は利用者の需要以上にその数が多いような気がします。今後は業界再編成とともに淘汰されていくことでしょう。
信販会社はクレジットカードよりもショッピングクレジットやオートローンといった事業を中心として営業を展開してきました。そのため加盟店に関してもショッピングクレジットの加盟契約のついでにカード加盟も行うといった方針がしばらく続き、信販業に関わる社員の方が多い状態でした。
もともと信販業はクレジットカード業に比べ人手のかかる業務で、社員数を比較するとクレジットカード専業の会社は信販会社に比べ社員は半分です。
そのため三菱UFJニコスは信販業をジャックスに譲渡して、クレジットカード業に専念することを決定しています。信販業自体はクレジットカードが普及してもなくなることがない事業であり、今後は信販会社間で事業の住み分けが行われるかもしれません。
信販会社のクレジットカード加盟店はショッピングクレジットの加盟店を背景として全国規模で広がっており、利用できる店舗数は銀行系にもひけを取りません。しかし今後クレジットカード業界で生き残っていくには、クレジットカードのブランド力が大きく左右することと思われます。
ブランド力に劣る信販系のクレジットカード会社が生き残るにはやはり合併を視野に含めた再編成を考えていくことが必要でしょう。
バブル時期には企業融資や不動産業にまで手を染めた信販業界ですが、貸金業規制法の改正と過払い金利の返還請求により、人員削減と経費節減を最優先に考えなくてはならない状況となっています。貸金業規制法の改正が完全に施行される2010年には、今では考えられないくらい信販業界も様変わりしているかもしれません。
主な信販系クレジットカード会社:オリエント・コーポレーション、ジャックス、ライフ、セントラル・ファイナンス、アプラス、クオーク